kiminori morishitaのコレクションの中でも、染めや加工によって生地そのものに独特の表情を与えるアイテムは、ブランドを語るうえで欠かせない存在です。
今回ご紹介するのは、ブランドを象徴する「Rotton khaki」を纏ったショートモッズとカーゴパンツ、そしてインドの刺繍職人によるハンド刺繍を施したカバーオールの3型。
どれも完成した時点が仕上がりの終着点ではなく、着用を重ねることで少しずつ風合いが変化し、持ち主だけの表情へと育っていくアイテムです。
Garment dyed short mods
K25AW-OT02 / ¥330,000(税込)
kiminori morishitaの世界観を象徴するカラー「Rotton khaki」で仕上げたショートモッズ。
ミリタリーの定番であるモッズコートを現代的に再解釈し、ハーフ丈のパーカへと仕立てています。ミリタリーらしい無骨さを残しながらも、エレガンスを加えることで、存在感のある一着に仕上げられています。
特徴的なのが、独特の色合いと風合いを生み出す製品染め。まず反応染めによって生地の奥深くまで染料を浸透させ、その後に顔料染めを施すという2段階の工程を経ています。

表面にはマットな質感が生まれ、単純なカーキでは表現できない奥行きのある「Rotton khaki」へ。
さらに、二度の染色と加工によって生じる縮みをあらかじめ計算し、パターンの段階から調整。着込むほどに身体へ馴染んでいくことまで考えられたシルエットになっています。
フードには取り外し可能なフォースレザーとコヨーテファーを採用。ファスナーのテーピングにも「Rotton khaki」を取り入れるなど、細部まで統一された仕上がりも印象的です。
Garment dyed cargo pants
K25AW-PT01 / ¥209,000(税込)
こちらも「Rotton khaki」で仕上げられたカーゴパンツ。
デザインの着想源となったのは、空軍パイロットが着用するフライングトラウザーズ。ミリタリーウェアをベースにしながら、kiminori morishitaらしい独自のディテールを加えています。

特に目を引くのが、片側に配置された3本のファスナー。
3本のファスナーが一本のラインのようにつながって見える特徴的なデザインで、そのうち上の2本はポケットとして実際に使用することができます。
デザインとしての存在感だけでなく、ポケットとしての機能も持たせることで、見た目と実用性を自然に組み合わせています。
ショートモッズと同じ「Rotton khaki」で統一されているため、上下を合わせたスタイリングも楽しめる一本です。
Garment-dye hand embroidery coverall
K26SS-OT04 / ¥396,000(税込)
職人の手仕事が幾重にも重なることで、奥行きのある表情を生み出したカバーオール。
深みのあるブルーブラックのコットン生地を製品染めによって丁寧に染め上げ、生地の縮みを活かすことで、インドの刺繍職人によるハンド刺繍に立体感を持たせています。
刺繍のベースとなっているのは、森下本人がデザインしたバンダナ柄。
一着ずつ手作業で刺繍が施されるため、それぞれに異なる表情が生まれるのもこのアイテムならではの魅力です。

縫製と染色は日本で行い、刺繍にはインドの職人による技術を取り入れることで、異なる土地の技術と感性をひとつのウェアに融合。
静かなブルーブラックの佇まいの中に、刺繍による豊かな陰影と手仕事ならではの温もりが感じられます。
こちらも着込むほどに生地の風合いが増していき、時間とともに持ち主の個性が自然と刻まれていく一着。
日常的に着用できるカバーオールでありながら、細かな加工や手仕事によって、さりげない特別感を感じさせてくれます。
染めによって生まれる色や質感、職人の手作業による一点ごとの表情、そして着用を重ねることで変化していく風合い。
kiminori morishitaのアイテムは、完成されたものを身に着けるだけではなく、着る人と時間を重ねながら、その表情を育てていくことも魅力のひとつです。
今回の3型も、それぞれ異なるアプローチから、素材と加工に向き合うブランドのものづくりを感じられるラインナップとなっています。
ぜひGoodWood店頭、オンラインストアにてご覧ください。


