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デニムの常識を更新する、TAAKKのジャガードデニム

2025.12.25

TAAKKのコレクションを語るうえで欠かせない存在、それが立ち上げ当初からブラッシュアップを重ねてきたジャガードデニムです。
単なるデニムのバリエーションではなく、デニムとは何か・経年変化とは何かという問いに、織りの技術で真正面から向き合ってきたTAAKKならではの実験的アプローチが詰まったシリーズと言えます。

今回ご紹介するのは、そのジャガードデニムを採用した Wide Denim。


■TAAKK Wide Denim ¥59,400(税込)
品番:TA26SS-PT132

一見すると、長年穿き込まれたヴィンテージデニムのような色落ちやヒゲ、アタリ。
しかしこの表情は、プリントや後加工によって作られたものではありません。
実際に穿き込まれたヴィンテージデニムをもとに、ヒゲやアタリ、色落ちの位置をデータ化し、それらをジャカード織りの設計段階で柄として織り込むという、極めてTAAKKらしい手法によって生み出されています。
デニムにおいて自然発生するヒゲやアタリを、加工ではなく織り組織で表現する。
この発想が、これまでのデニム表現とはまったく異なる奥行きを生み出しています。

このジャガードデニムでは、色落ちを染料の濃淡で表現するのではなく、色糸そのものを使って設計しています。
ヒゲ部分は摩耗によるものではなく、緯糸の浮きによって表現され、ジャカードならではの微細な凹凸と立体感を生み出します。

そのため、プリントでは決して再現できない陰影や深みがあり、近くで見るほどに織物としての情報量の多さを感じさせてくれます。
まさに、織りの技術によって履き込まれた時間を描き出したテキスタイルです。

さらにこのデニムが面白いのは、完成した時点がゴールではないという点です。

ジャカード織りによって生まれた擬似的なアタリの上に、実際に穿き込むことで生まれるリアルなアタリが重なっていくことで、時間とともに表情が更新されていきます。

あらかじめデザインされた経年変化と、着用者自身が刻んでいく経年変化が重なり合う二重の経年変化を楽しめるのは、このシリーズならではの魅力です。

シルエットは、ボリュームを持たせたワイドシルエット。
余計なディテールを削ぎ落とし、直線的なラインを強調することで、ジャカードデニムのテキスタイルそのものが際立つ仕上がりになっています。

実験的な素材使いでありながら、スタイリングに落とし込みやすく、TAAKKらしいバランス感覚を感じさせる一本です。

デニムの表情は加工で作るもの、という常識を疑い、織りの技術によって新たな可能性を提示するTAAKKのジャガードデニム。

Wide Denimは、その思想と技術が凝縮された一本です。

デニムが好きな人ほど、この違和感と奥深さに惹き込まれるはず。ぜひ手に取り、織りが描く履き込まれた時間を体感してみてください。

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