25AWのSamuel zeligが発売開始しました。
まずはブランドのご紹介を
【Samuel zelig(サミュエル ゼリグ)】
Samuel Zelig(サミュエル ゼリグ)は、デザイナーのJonathon Levite(ジョナサン・レヴィット)とMelissa Marsella(メリッサ・マルセラ)によるロサンゼルス拠点のブランド。
1930年代から50年代のアメリカのスポーツウェアやワークウェアからインスピレーションを受け、当時の衣服に見られる伝統とディテールを忠実に踏襲し、現代の縫製や染色技術を駆使して設計することで、ワークウェアの意味を再定義することに注力している。
ヴィンテージウェアに造詣の深いジョナサンとメリッサは、“Dream Vintage”(実在しないが、もし存在したら計り知れほどの価値が付くような夢のようなヴィンテージピース)を思い描き、そのビジョンを元にアイテムをデザインしている。毎シー薬草をズンのアイテムに落とし込まれたパッチワークや刺繍は、すべてデザイナーによるオリジナル。文化や芸術など、古きアメリカの歴史や文化といったさまざまな要素に着目し、それらに敬意を払いながら独自の解釈でグラフィックを描く。
デザイナーの描くテーマごとにアートワークが作成されており、様々なデザインで展開されています。刺繍やパッチワークを用いてアートワークを洋服に落とし込んでおり、まるでデザイナーの描く絵画を見ているような感覚になるアイテムばかりです。
今季GoodWoodでは4つのシリーズが入荷しています。
その中でも個人的に特におすすめな2シリーズについてご紹介いたします!
1.RESTAURANT
このシリーズは1919年にオープンしたハリウッドで最も古いレストランに着想を得て作成されています。
そのお店は赤いレザーブースや色褪せた壁紙、マティーニグラスが並ぶデザインは、その当時のハリウッドの面影が見えます。お店だけでなくウェイターでさえ同じスタイルのユニフォームを着用しています。鮮やかな赤のものもあれば豊かな森の緑のものもあります。
このお店に触発されて「The Sycamore」という架空のレストランを作りシリーズにしました。
このシリーズのデザインはウェイター、シェフ、バーテンダー、料理、ガラス製品、カトラリーのラインアート刺繍が特徴です。
このイメージは全て1920年代のレストランに来たように感じられるデザインにしています。
2.VARSITY
このシリーズは、昔の年鑑の片隅に残された落書きや、クラスメート同士の冗談、手描きのマスコットやスケッチに着想を得ています。
1920年代から1950年代の学校アーカイブをめくりながら、私たちが惹かれたのは、整ったポートレート写真ではなく、ページの余白に自由に描かれた、生徒たちのリアルな表現でした。
何気ない線や言葉の中に、友情やライバル関係、当時の空気が自然とにじみ出ていて、それぞれが小さなタイムカプセルのように感じられました。
そうした個人的な記憶の断片にインスパイアされて、オリジナルのキャラクターを生み出し、紋章やストーリーを通して、架空の学校の“精神”をつくり上げています。
すべてのアイテムは、まるで誰かが実際に使っていたかのような、親しみと物語を感じさせるデザインになっています。
懐かしさと想像力が交差する、ちょっと不思議で愛着のわくコレクションです。
個人的にはこのVARSITYシリーズ、いちばんおすすめです。
遊び心があって、どこか懐かしくて、手に取るとついニヤッとしてしまう面白さもあるデザイン。
他のデザインも入荷していますので、ぜひ店頭で実物を見てみてください。
皆さんのご来店お待ちしています!