イタリアのファッションブランド「MAGLIANO(マリアーノ)」は、ボローニャ出身のデザイナー、ルカ・マリアーノ(Luca Magliano)によって2016年に設立されました。彼のブランドは、ミステリアスかつ実験的なアプローチを持ちながらも、イタリアの伝統的なサルトリア技術を活かしたフォーマルな日常着を提供しています。
ルカ・マリアーノは、もともとジャーナリストで建築家のバルバラ・ネロッツィ(Barbara Nerozzi)に師事し、20歳で自身のレーベルをスタート。その後、2016年春夏シーズンにパリで自身のプロジェクトを発表しました。
2018年には、「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」において、新人デザイナー賞「Who’s on Next!」を受賞し、さらに2019年にはミラノ・コレクションでランウェイデビューを果たしました。以来、MAGLIANOは独自の視点を持つブランドとして注目を集め続けています。



2025年春夏コレクションでは、ルカ・マリアーノの儚い記憶を考古学的観点で呼び起こし、実像と虚像の間で生まれるファンタジーを衣服で表現しました。コートとタオルを一体化させたり、パンツを水着やイブニングウェアのように見せるなど、クラシックとコンテンポラリーを融合させたデザインが特徴です。また、イタリアの作家カルロ・コッローディの「ピノッキオの冒険」からインスピレーションを受け、ピノッキオのモチーフをニットベストなどに取り入れています。




2025年秋冬コレクションは、ミラノ郊外のボクシングジムで発表されました。このシーズンでは、肌に直接触れる下着の価値を再定義することに注力し、ブリーフで覆われたハンドバッグなどのユニークなアイテムが登場しました。また、コットンのリブ編みなど、質感豊かなテキスタイルを多用し、肌に触れることへの渇望を表現しています。


MAGLIANOの洋服は、基本的な枠組みを改めて考え直し、独特なカットソープロセス(カットして縫う)を特徴としています。これにより、ミステリアスで奇妙なシルエットが生み出されるのが魅力です。
ブランドの方向性として、ストリートブランドとは一線を画し、フォーマルな日常着を提案しています。サルトリアの技術を駆使し、イタリア国内の工場でしか表現できない特別な素材やディテールを積極的に採用している点が、他のブランドとは異なる特徴といえるでしょう。


これらのコレクションを通じて、MAGLIANOはイタリアの伝統的なサルトリア技術と現代的なデザインを融合させ、独自の世界観をさらに進化させています。今後もルカ・マリアーノの創造性のあるコレクションがリリースされるのでオンラインストア・インスタグラムの情報をご覧ください。
・気になられた方はお気軽にメールお電話でもお問い合わせください。
・洋服の詳しい詳細はホームページからご覧頂けます。
Instagram:『GoodWood__kobe』
Facebook:『GoodWood__kobe』
HP :『GoodWoodkobe.jp』
住所:兵庫県神戸市中央区三宮町2−2−3扇陽三宮ビル1F
TEL:078−332−3045
Open:11:00-20:00